12/31~1/1・・二泊三日の家族旅行で山梨に行って来ました。目的は増富温泉と清原美術館です。この美術館には40年ほど前に、銀座の吉井画廊で釘付けになったルオーのキリストの絵があります。40年ぶりの対面ですが、絵は当時と比べて多少色褪せたような感じがしましたが、迫力はもの凄まじいものがありました。
さて、隣接しているレストランに足を踏み入れると、90歳くらいのご老人とその前で声高に携帯電話をしておられたご婦人がいました。一瞬、声がうるさいなと思いましたが、その時、そのご老人がぼくを見るなり、椅子から立ち上がるのが大変そうでしたが、驚くことに、さっと立ち上がってぼくに向かって歩いて来ました。正月に吉井翁がここにいるわけはないと思いつつも、直感で吉井さんだと分かり、思わずぼくは「吉井さんですか?」と尋ねてしまいました。これまでぼくは吉井画廊の吉井さんとは面識もなく、お写真等でもご尊顔を拝したことがありません・・・。ただの一美術愛好家にすぎません。それなのに・・・。
「吉井です。よく来られました。ありがとうございます」と言って、ぼくに名刺を渡そうとしました。ところが、名刺入れを出すのにポケットをいろいろ探っておられ、なかなか名刺がでません。するとそばにいた秘書が一枚の名刺を吉井さんにすっと渡し、それをぼくに渡しました。ぼくはPCで自分で作った手製の名刺をやっと出しました。
「どうして?」・・・・一面識もないただの観光客にすぎないぼくを見るなり、いきなり立ち上がって、挨拶に来るなんて・・・。
ぼくはこれまでの吉井さんが画商として日本に大きな貢献をなさったことを感謝申し上げ、ルオーと聖蓋布のことを少しお話ししました。
するとそばにおられたご婦人が携帯電話を切っておしまいになり、興味津々といった風で、ぼくらの会話に真剣に耳を傾け微笑んでおられました。
彼は日本の画商として偉大な人です。ぼくは画家ではありませんが、若い画家になって、彼に認められたような気がしました。もちろんぼくはつまらないものしか描けませんし、美術より思想・宗教・歴史・文学・哲学そして音楽に一番興味を持っているものです。
それなのに?
さて、隣接しているレストランに足を踏み入れると、90歳くらいのご老人とその前で声高に携帯電話をしておられたご婦人がいました。一瞬、声がうるさいなと思いましたが、その時、そのご老人がぼくを見るなり、椅子から立ち上がるのが大変そうでしたが、驚くことに、さっと立ち上がってぼくに向かって歩いて来ました。正月に吉井翁がここにいるわけはないと思いつつも、直感で吉井さんだと分かり、思わずぼくは「吉井さんですか?」と尋ねてしまいました。これまでぼくは吉井画廊の吉井さんとは面識もなく、お写真等でもご尊顔を拝したことがありません・・・。ただの一美術愛好家にすぎません。それなのに・・・。
「吉井です。よく来られました。ありがとうございます」と言って、ぼくに名刺を渡そうとしました。ところが、名刺入れを出すのにポケットをいろいろ探っておられ、なかなか名刺がでません。するとそばにいた秘書が一枚の名刺を吉井さんにすっと渡し、それをぼくに渡しました。ぼくはPCで自分で作った手製の名刺をやっと出しました。
「どうして?」・・・・一面識もないただの観光客にすぎないぼくを見るなり、いきなり立ち上がって、挨拶に来るなんて・・・。
ぼくはこれまでの吉井さんが画商として日本に大きな貢献をなさったことを感謝申し上げ、ルオーと聖蓋布のことを少しお話ししました。
するとそばにおられたご婦人が携帯電話を切っておしまいになり、興味津々といった風で、ぼくらの会話に真剣に耳を傾け微笑んでおられました。
彼は日本の画商として偉大な人です。ぼくは画家ではありませんが、若い画家になって、彼に認められたような気がしました。もちろんぼくはつまらないものしか描けませんし、美術より思想・宗教・歴史・文学・哲学そして音楽に一番興味を持っているものです。
それなのに?
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