不協和音をきれいに見せる・・・そんな技法があれば・・・。
不協和音に慣れていない人でも聞き苦しく感じないだろう。第七番は「心無罣礙」だから、そんな感じで書いていきたいと考えてみた。
「心無罣礙」のフレーズは主語が省略されているので、「(般若波羅密多によって)心に差し障りがありながらも、安住している」(viharati)のが誰かは分からない。・・・菩薩なのか、大本にある修行を志す者なのか、はてまたわれわれ凡夫もそういった心的状況を得られるということなのか、さてどちらなのか? その全部を指すのか?
ある意味では、それは問題ではあるまい。
「心無罣礙」の原語からの直訳は「智慧の完成に依拠しているがゆえに、心にこだわりがない」ということだから・・・・。
心に差し障りがあっても、心は晴れやかみたいな感じだ。だから不協和音をきれいに見せれば、そんな感じが出るのではないか。そう思ってこの「第七番 心無罣礙」を書き始めている。
2009年9月21日月曜日
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