2009年7月12日日曜日

Zaroff

Zaroffは渋谷区初台一丁目の店主が石井さんのクラッシク音楽の喫茶店です。
興味深いクラッシク音楽喫茶店なんて最近は皆無。だから喫茶店など最近は行ったことがない。
だが、Zaroff には足繁く通いたい。
カンバスに描いた絵も、木を彫った仏像も、もちろん記号である文字で書かれた書も、物質でできているもので、物理的に価値は無い。
でもわれわれは木や石を削った物質を、記号の連続の紙を、塗料で塗られた布からなにかを感じる。なぜか・・・・。
そう、それら作品は確かに物質に違いない。仏像であろうとも、単なる木くずだ。さて、仏像は開眼供養をするから、尊いのだろうか。とんでもない・・・・宗教的資質のない坊主が供養する、そんなことはどうでもいい・・・・でも、尊い。はて?
実はそうした作品が尊いのではなく、それらが描き出す背景にある本質が尊い。そのことに気付いている人は以外と少ない。
Zaroffの石井さんとはそうした共感を持つことができました。

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