2010年5月6日木曜日

韓国のイ・オリョンさん


「NHK BShiプレミアム8 <人物> 未来への提言
文化学者イ・オリョン
~韓国併合から100年日本へのメッセージ
5月6日(木) 午後8:00~9:15
“縮み”志向こそ日本文化だと説く、韓国の元文化相イ・オリョンさん。韓国併合から百年を経て劇的に変貌した日韓関係を読み解き、日本の新たな時代の指針を展望する。」

 帰宅して食事をしながら、テレビをつけた所、偶然でしたが上記の番組を見ることになりました。イ・オリョンさんは日本にも留学したことのある方で、学者上がりの韓国の文化相です。この方の日韓、および世界に対する洞察の深さと、知的なセンス、確固とした偏らない歴史観、柔和な視点などに驚きました。韓国にこのようなすぐれた政治家がいることを知りませんでした。日本語の著作があるそうで、早速読みたいと思いました。


 一体、日本にこのようなすぐれた政治家、経済人がいるだろうかと考えて愕然としたのはぼくだけではないだろう。早く言えば、日本の政治、経済のボスたちは極端に頭が悪い、なんのセンスもない。もちろん自分で考えることなどできない。例えば日本歴史を考えるのに記紀さえまともには読んでいないし、今日の数字だけを見て、一喜一憂しておろおろするばかり、計算は小学生と同じで加減乗除どまり、多いか少ないかの判断しかできない。関数なんて使い方も分からない。もちろん、勉強しようなどとも思わない。いい大学を出ているのだから、自分は利口だと思っている。イエスマンだけを可愛がり、有能な人を煙たく思う・・・うーん、この国の現在の政治、経済、文化、精神に閉塞感が漂うのも当然だ。
 米国や日本にイ・オリョンさんをトレードできれば、多い少ないだけしか判断できない腐った低脳な守銭奴共を追い払うことができるかもしれない。

イ・オリョンさんについて、上記の一本のテレビ番組だけしか見ていないのに、これほど強い感銘を受けたことは、自身驚いた。それほどに、この方は凄い人だと思う。


WikiPedia より引用


李御寧(イー・オリョン、1934年1月15日(戸籍上、実際の出生日は1933年11月13日(旧暦)) - )は、韓国の文芸評論家、初代文化相。
韓国忠清南道牙山郡温陽邑左部里生まれ。ソウル大学校国文科卒、同大学院修了、大学院碩士。文学博士。朝鮮日報などの論説委員、梨花女子大学教授、碩学教授、記号学研究所長を経て、同大学学術院名誉碩座教授・中央日報社常任顧問。1981-1982年、東京大学比較文学比較文化研究室客員研究員。1988年、ソウルオリンピックの開閉会式等文化企画を主導。1989年、盧泰愚大統領の政府に於いて初代文化相に任命された。2000年、新千年準備委員会委員長(大統領直属)。
1982年、日本語で書かれて出版された『「縮み」志向の日本人』(学生社)はベストセラーになり、国際交流基金大賞受賞。同書では、従来の日本の比較文化論が日本と西洋の比較でしかなかったことを批判し、土居健郎の「甘え」概念について、日本独特というが、単に西洋にはないだけで韓国にもそれに相当する語はあると批判した。
2009年、『蛙はなぜ古池に飛びこんだか』(学生社)により、正岡子規国際俳句賞スウェーデン賞受賞。
韓国では『李御寧全集』(22巻)のほか多数の著書がある。 

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